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肥満外来

肥満外来とは

肥満外来では薬物療法や生活習慣の見直しを行い、肥満の改善をめざしていきます。「健康診断でメタボリックシンドロームを指摘された」「生活習慣を見直して痩せたい」などでお悩みの患者様に寄り添い、一人ひとりのダイエットをサポートしてまいります。

治療では患者様の体質やライフスタイルに合わせ、少しずつ一緒に取り組んでいきます。肥満が原因の生活習慣病のなかには、命に直結する重大な病気もあります。ぜひ当クリニックの肥満外来をご利用いただき、肥満の改善と将来の健康について考えましょう。

肥満と睡眠時無呼吸症候群

肥満の患者さんの多くは睡眠時無呼吸症候群となっている傾向があります。睡眠時無呼吸症候群は中途覚醒や低酸素にて睡眠を十分にとれない睡眠障害となっています。医学的に、睡眠障害の患者さんがホルモンバランスの変調にて肥満になるということは証明されています。つまり、睡眠時無呼吸症候群の患者さんは肥満になりやすいですし、肥満の患者さんは更に睡眠時無呼吸症候群を悪化させるという悪循環に陥っている訳です。言い方を変えるならば、睡眠時無呼吸症候群で未治療の患者さんはすでに痩せられない体質になっているのです。このためどこかでこの悪循環を断ち切り、痩せることの出来る体質にする必要があります。当クリニックでは、肥満外来では必ず睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングを行います。そして無呼吸症候群がある場合には並行して無呼吸症候群の治療も行ってその悪循環を断ち切る治療を行っております。

このような方はご相談ください

  • 高血圧、脂質異常症、痛風、内臓脂肪、脂肪肝、糖尿病などの生活習慣病の疑いがある
  • ウエスト(腹囲)が男性で85cm以上、女性で90cm以上ある
  • BMIが25以上
  • お腹が出ている気がするが、皮下脂肪は少ししかつまめない
  • 思い当たる節がないが、最近体重が急に増えた
  • 1日のトイレの回数が7回未満で、むくみが気になるときもある
  • 慢性的なお腹の張りや便秘に悩んでいる
  • 空腹感があまりないのについ食べてしまう
  • いびきがうるさい、または睡眠時無呼吸症候群の傾向がある

当院の治療について

治療方法

GLP-1受容体作動薬

血中の糖分量に応じてインスリン分泌を促すことにより、血糖上昇の抑制や、胃排泄遅延、食欲抑制効果などによる体重減少が期待できます。GLP1製剤は患者様のご希望により、週1 回自己注射をする注射薬か、毎日の内服薬のいずれかを選択いただけます。一般的には注射薬の方がより高い減量効果が期待できます。正常血糖値の方への低血糖発現のリスクが極めて低い薬剤です。
GLP-1受容体作動薬を新規に処方できる患者様はBMIが25以上かつ、肥満により何らかの健康障害が生じている方に限ります。


メリット
  • 食欲を抑えて、満腹感を得やすくなります
  • 基礎代謝がアップし、脂肪の分解をサポートします
デメリット
  • 使いはじめには、下痢・便秘・吐き気などの症状が出る場合がありますが、すぐに症状が治まる方がほとんどです
注意事項
  • 医薬品医療機器等法上の承認:当院の肥満治療に用いる未承認医療品は、2型糖尿病患者以外の使用については、医薬医療機器等法上の承認を得ていません。
  • 入手経路:当院が使用するGLP-1受容体作動薬はすべて国内販売代理店から購入および納入されています。
  • 国内の承認医薬品等の有無:GLP-1受容体作動薬は2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。2型糖尿病を合併しない肥満治療での使用については、保険適応外です。
  • 諸外国における安全性等に係る情報:米国のFDA、韓国のMFDS、EU27か国のEMAにおいては、肥満症の適応でその安全性を確認し、承認を取得している薬です。

当院ではマンジャロ(自費診療の場合 2.5mg/8,000円、5mg/13,000円、7.5mg/21,000円、10mg/26,000円、12.5mg/35,000円、15mg/40000円)、オゼンピック(自費診療の場合 2mg/22000円)、リベルサス(自費診療の場合 3mg (1か月分)/9900円、7mg (1か月分)/22,000円)が処方可能です。

Bing 動画

https://www.bing.com/videos/search?q=&view=detail&mmscn=mysv&mid=86A43324A42107D3854486A43324A42107D38544&FORM=SVIM01&idpbck=1

オゼンピックの使用法

ウゴービを使えるのはどんな人?(ただし、施設基準が設けられており現時点で当院ではご処方できません)

日本で発売されるウゴービの添付文書によると、ウゴービの適応となるのは以下の条件を満たす人です。

肥満症で、高血圧、脂質異常症又は2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。

・BMIが35kg/㎡以上
・BMIが27kg/㎡以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する
肥満に関連する健康障害:耐糖能障害 (2型糖尿病・耐糖能異常など)、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症・痛風、冠動脈疾患、脳梗塞・一過性脳虚血発作、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、月経異常・女性不妊、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)・肥満低換気症候群、運動器疾患 (変形性関節症:膝・股関節・手指関節、変形性脊椎症)、肥満関連腎臓病
 
SGLT2阻害薬

食事から摂取されたグルコース(糖分)の一部を尿中に排泄することを促すことにより、血糖値の低下、体重減少効果が期待できます。個人差がありますが、1日300から400kcalほど排泄するといわれ、体重減少は3kgほど見込まれます。正常血糖値の方への低血糖発現のリスクが極めて低い薬剤です。

メリット
  • 食事の制限を軽くし、効率よくダイエットができます。
デメリット
  • 尿量・尿回数が増えます。

治療の流れ

  1. STEP 01
    問診・カウンセリング

    現在の食生活や生活習慣などについてお伺いし、肥満の原因を明らかにしていきます。ヒアリングした内容をもとに、今後の食事療法や運動療法のプラン、薬物療法を併用するかどうかについても検討します。
  2. STEP 02
    血液検査

    血液検査を通じてコレステロール値や中性脂肪値などを明らかにし、内臓や代謝の状態を分析します。肥満の原因を深堀りし、患者様に適したダイエットプログラムの作成に欠かせない検査です。
  3. STEP 03
    治療法のご提案

    医師の分析をもとに、内容に同意していただいた場合は治療開始になります。体重を毎日記録して変化を見たり、栄養バランスの整った食事を心がけたりなど、無理なくダイエットに取り組みましょう。また、食事や運動に加えて、食欲や血糖値、脂肪の吸収を抑えるお薬の処方も可能です。
  4. STEP 04
    アフターフォロー

    ダイエットの効果を一緒に確認し、今後についてのアドバイスをさせていただきます。思った結果がまだ出ていない場合でも、焦らずに一緒に対策していきましょう。
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