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「CPAPって、一生使うんですか?」

[2026.02.04]

 

― その質問に、医師として正直にお答えします ―

睡眠時無呼吸症候群の説明をしていると、
患者さんからほぼ必ず聞かれる質問があります。

「先生、CPAPって…一生使うんですか?」

この質問、とても自然で、まっとうな疑問です。
今日は医師として、少し本音でお話しします。


結論から言うと「人によります」

最初にお伝えしたいのは、
CPAP=一生続けなければならない治療ではありません。

実際には、次のようにケースが分かれます。

  • 長期間使う方

  • 状態が改善して中止できる方

  • 他の治療に切り替える方

「全員が一生使う」ということはありません。


CPAPは“治す薬”ではなく“支える治療”

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CPAPは、
睡眠中の気道を空気で支えて
無呼吸を防ぐ治療です。

高血圧の薬や眼鏡と同じで、
使っている間に効果を発揮する治療と考えると
イメージしやすいかもしれません。


では、なぜ「やめられる人」もいるのか

CPAPを使っているうちに、
次のような変化が起こることがあります。

  • 体重が減った

  • 生活習慣が改善した

  • 飲酒量が減った

  • 鼻やのどの状態が変わった

その結果、
無呼吸が軽くなり、CPAPが不要になるケースもあります。

もちろん、定期的な評価は必要です。


無理に続ける治療ではありません

正直なところ、
CPAPがどうしても合わない方もいらっしゃいます。

  • マスクが気になる

  • 眠れない

  • ストレスになる

そうした場合、
「我慢して一生使い続ける」必要はありません。

治療法はCPAPだけではなく、
症状に応じた選択肢があります。


医師として一番避けたいのは「放置」

CPAPを続けるかどうかよりも、
医師として一番心配なのは、

「怖いから何もしない」

という状態です。

睡眠時無呼吸症候群を放置すると、

  • 高血圧

  • 心臓病

  • 脳卒中

  • 日中の強い眠気

といったリスクが高まります。


循環器専門医としての本音

循環器の診療をしていると、
「もっと早く睡眠の問題に気づいていれば…」
と思う場面が少なくありません。

CPAPは目的ではなく、手段です。
大切なのは、
今の体の状態に合った治療を選ぶこと


最後に

「CPAPって一生使うの?」
この質問をした時点で、
あなたはすでに一歩前に進んでいます。

検査だけでも構いません。
治療を始めるかどうかは、その後に決めましょう。

気になることがあれば、
どうぞお気軽にご相談ください。

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