いびきを放置すると心臓はどうなるのか?
― 循環器専門医が本気で伝えたい話 ―
「いびきがうるさいと家族に言われるけど、自分ではよく分からない」
「年齢のせいだと思っている」
このように考えて、いびきを放置している方は少なくありません。
しかし実は、いびきは心臓からの重要なサインであることがあります。
いびきの正体は「気道のつまり」
いびきは、寝ている間に喉が狭くなり、空気が振動することで起こります。
問題は、この状態が進行すると**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**になることです。
睡眠中に何度も呼吸が止まると、体は以下のような状態になります。
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酸素が足りない
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心臓が強く働かされる
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血圧が急上昇・急降下を繰り返す
これは、心臓にとって非常に大きな負担です。
放置すると起こりうる心臓の病気
睡眠時無呼吸症候群を放置すると、次のような病気のリスクが高まります。
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高血圧(薬が効きにくいことも)
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不整脈(特に心房細動)
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心不全
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心筋梗塞・脳卒中
実際に「心臓の病気で通院していたら、原因が睡眠時無呼吸だった」というケースも珍しくありません。
こんな症状があれば要注意
次の項目に心当たりはありませんか?
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大きないびきを指摘された
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夜中に息が止まっていると言われた
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朝起きても疲れが取れない
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日中に強い眠気がある
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高血圧や心臓病がある
1つでも当てはまる方は、一度検査を受ける価値があります。
検査と治療は意外とシンプルです
睡眠時無呼吸症候群の検査は、入院せずに行えるものもあります。
治療も、CPAP(シーパップ)などで心臓への負担を大きく減らすことが可能です。
「もっと早く治療していればよかった」とおっしゃる患者さんは少なくありません。
最後に:いびきは「生活音」ではありません
いびきは、単なる癖や年齢の問題ではなく、
心臓と命に関わるサインであることがあります。
国際ハートスリープクリニック-つくばでは、
循環器専門医の視点から、睡眠と心臓の両面を評価し、適切な検査・治療をご提案しています。
気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
