その疲れ、年齢のせいじゃないかもしれません
その疲れ、年齢のせいじゃないかもしれません
― 睡眠時無呼吸症候群という見逃されやすい原因 ―
「昔より疲れやすくなった」
「寝ているはずなのに、朝からだるい」
「会議中や運転中に、強い眠気を感じる」
こうした不調を、年齢や仕事の忙しさのせいにしていませんか?
実はその疲れ、
**睡眠中の“呼吸の乱れ”**が関係している可能性があります。
しっかり寝ているのに、疲れが取れない理由
睡眠時間は足りている。
夜中に何度も起きた記憶もない。
それでも疲れが抜けない場合、
**睡眠の「質」**が低下していることがあります。
その代表的な原因のひとつが
**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**です。
睡眠時無呼吸症候群とは?


睡眠中に
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呼吸が止まる
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呼吸が浅くなる
こうした状態が何度も繰り返される病気です。
多くの方に次のような特徴があります。
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大きないびきをかく
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家族に「息が止まっていた」と言われた
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朝起きたときに口が渇いている
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日中の眠気が強い
ただし、本人に自覚がないケースも非常に多いのが特徴です。
放置するとどうなるのか
睡眠時無呼吸症候群を放置すると、
睡眠の質が下がるだけではありません。
次のようなリスクが高まることが知られています。
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高血圧がなかなか下がらない
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心筋梗塞・脳卒中
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不整脈
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交通事故・労災事故
特に、循環器疾患との関係が深いことが重要なポイントです。
「検査が大変そう」と思っていませんか?
「一泊入院が必要?」
「痛い検査?」
そう心配される方も多いですが、
現在は
自宅でできる簡易検査が主流です。
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普段通り寝るだけ
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痛みはありません
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検査だけの相談も可能
「治療するかどうか」は、
結果を見てから一緒に考えます。
治療はCPAPだけではありません
睡眠時無呼吸症候群の治療というと
CPAP(シーパップ)を思い浮かべる方が多いですが、
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症状の重さ
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体型
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生活スタイル
によって、適した治療法は異なります。
無理に治療を勧めることはありませんし、
合わない場合は中止や見直しも可能です。
循環器専門医の立場からお伝えしたいこと
高血圧や心臓病の治療をしていても、
睡眠時無呼吸症候群が見逃されていると
治療効果が十分に出ないことがあります。
「年齢のせい」と思っていた疲れの裏に、
治療できる原因が隠れているかもしれません。
気になる方へ
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いびきを指摘されたことがある
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日中の眠気が気になる
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血圧がなかなか下がらない
こうした場合は、
一度、睡眠の状態を確認してみることをおすすめします。
検査だけのご相談も可能です。
無理に治療を始めることはありませんので、
どうぞお気軽にご相談ください。
