切らずに受けられるいびき治療 ナイトレーズ
切らずに受けられるいびき治療として注目されているのが「ナイトレーズ」です。メスを使わず、レーザーを用いて喉の粘膜を引き締めることで、気道の通りを改善し、いびきを軽減する効果が期待できます。
ただし、「本当に効果があるの?」「デメリットはないの?」と疑問を感じている方も少なくありません。
実際に、ナイトレーズはすべての人に適しているわけではなく、いびきの原因や体質によっては期待した効果が得られないこともあります。さらに、費用や痛み、ダウンタイムなど気になる点も存在します。
そこで本記事では、ナイトレーズの仕組み・効果・注意点に加え、他のいびき治療との違いについてもわかりやすく解説していきます。

ナイトレーズは、いびきを軽減するためのレーザー治療の一つです。
この治療では、エルビウムヤグレーザーを口蓋(のどちんこ周辺)や咽頭(のどの奥の部分)の粘膜に照射し、組織を収縮させることで気道を広げます。レーザーによる熱エネルギーが粘膜に作用すると、コラーゲンが生成され、組織が引き締まるため、軟口蓋や喉の周囲のたるみが減少し、空気の通り道が確保される仕組みです。
この施術によって、睡眠中に気道が狭くなって発生するいびきが軽減され、呼吸がスムーズになるとされています。
ナイトレーズのメリット
ナイトレーズは、痛みや出血がほとんどなく、体への負担が比較的少ないのがメリットです。その理由は従来の外科手術と違い、メスを使わずにレーザーで喉の組織を引き締めるためです。
また、ナイトレーズの治療時間は15〜30分程度と短く、少ない回数の施術でも改善が期待でき、複数回の施術で効果が高まるとされています。さらに、麻酔を使わずに済むことが多く、施術後すぐに普段の生活に戻れる点も魅力の一つです。
- 切開を伴わないため、手術に比べて体への負担が少ない
- 痛みや出血がほとんどない
- 1回の施術が約15〜30分で完了する
- 施術後はすぐに通常の生活に戻れることが多い
- 麻酔なしで受けられることが多い
- 少ない回数の施術でも改善が期待でき、複数回の施術でさらに効果が高まる
ナイトレーズのデメリット
ナイトレーズは比較的負担の少ない治療ですが、いくつかの注意点があります。
まず、施術中に熱感や軽い痛みを感じることがあり、術後も喉の違和感や軽度の腫れが数日間続くことがあります。これは、レーザーが粘膜表層に作用し組織を収縮させる過程で起こるもので、通常は数日以内に自然に改善します。
また、ナイトレーズは粘膜の表層にアプローチする治療法であるため、深部のたるみや筋肉の緩みに対しては効果が限定的とされています。特に、いびきの原因が鼻詰まりや肥満、扁桃・アデノイド肥大などの場合には、十分な改善が得られにくいこともあります。
さらに、効果を維持するには通常3〜5回程度の治療が必要とされており、その後も半年〜1年ごとに再照射を行うなどのメンテナンスが推奨されます。
このように、ナイトレーズは身体への負担が少ない治療法である一方、継続的なケアや適応の見極めが重要です。治療を検討する際は、医師と相談し、ご自身に適した方法かどうかをしっかりと確認することが大切です。
- 粘膜をレーザーで焼くため、一時的な腫れや痛み、違和感が生じる
- 施術後は約3日間、喉の違和感や軽い痛みが続く
- 深部の組織には十分な効果を発揮しづらい
- 鼻詰まり、肥満、扁桃・アデノイド肥大が原因のいびきには改善が難しい場合がある
- 効果には個人差がある
- 3〜5回の照射後、半年〜数年に一度の再照射が推奨される
ナイトレーズは保険適用される?
ナイトレーズによるいびき治療は、健康保険の適用外(自由診療)となります。これは、薬事法の承認を受けていないためです。
ゆえに、治療費は全額自己負担となり、クリニックごとに設定された金額で治療を受けることになります。
一般的な相場として、1回の施術で10万円程度かかることが多く、複数回の施術を推奨する場合その分費用負担も大きくなっていきます。
ナイトレーズは、切らずにいびきを軽減できるレーザー治療ですが、すべての人に確実な効果があるわけではありません。
特に、いびきの原因があごの骨格や扁桃・アデノイド肥大、重度の鼻づまりなどである場合、ナイトレーズだけでは十分な改善が得られず、「効果がない」と感じることがあります。
そのため、いびきの状態や症状の重さによって適切にアプローチすることが重要です。
いびきのレーザー治療にはナイトレーズのほかにも、レーザー口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)やパルスサーミアなどいくつかの種類があります。
これらはどれもいびきを軽減する治療法ですが、使用する技術や治療の仕組みが異なります。
ナイトレーズとレーザー口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)の違い
ナイトレーズとレーザー口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)は、どちらもレーザーを用いたいびき治療ですが、治療のアプローチや施術方法が違います。
ナイトレーズは、喉の粘膜を引き締めて気道を広げる治療ですが、口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)は喉の奥にある口蓋垂(のどちんこ)や軟口蓋の一部をレーザーで切除することで、気道を広げる外科治療です。
また、ナイトレーズと口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)では、痛みや回復までかかる時間が違います。
口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)は一度の治療で比較的高い効果が期待できますが、その反面、組織を切除するため痛みや腫れを伴いやすく、回復までに時間がかかります。一方、ナイトレーズは切除を伴わないため、痛みが少なくダウンタイムが短いのが特徴です。
ただし、ナイトレーズは口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)のような即効性は期待しにくく、改善を実感するまでに複数回の施術が必要となるケースも少なくありません。
当院では、いびきの原因を丁寧に診断し、お一人おひとりに最適な治療法をご提案しています。レーザー治療が適しているかどうかを含め、専門医による無料相談も承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
