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当院のレーザー施術

[2026.05.13]

一般に NightLaseHairLase / HAIRestartLipLase として知られるレーザー施術についての解説です。なお、ご指定の「ヘアレーズ」は、実際の医療現場では HairLase または HAIRestart と表記されることが多いため、その意味で説明します。メーカー公式情報を中心に、NightLaseのみは対照試験の論文も踏まえて整理します。 Fotona Pristine Wellness Center

まず全体像

この3つは、いずれも Fotona社のEr:YAGレーザー をベースにした非侵襲的な施術群です。共通点は、メスを使わず、比較的ダウンタイムが少なく、組織にやさしい熱刺激を与えて「引き締め」「再生促進」「コラーゲン再構築」などを狙う点です。ただし、目的はそれぞれ異なります。NightLaseは睡眠時のいびき対策、HairLase/HAIRestartは毛髪・頭皮の活性化、LipLaseは唇のボリューム感や輪郭改善 が中心です。 NightLase HAIRestart LipLase

NightLase

NightLase イメージ 画像出典: Fotona NightLase

NightLaseは、口蓋垂や軟口蓋、扁桃周囲など、のど奥の軟部組織にレーザー熱を与えて引き締める ことで、睡眠中の振動を減らし、いびきの軽減を目指す施術です。メーカー説明では、Er:YAGレーザーのSMOOTHモードで穏やかな熱刺激を与え、組織のタイトニングと気道の開存性向上を狙います。標準的には 約1か月おきに3回、1回30分前後、麻酔や特別な準備、長い休養を必要としないとされています。 NightLase

この施術の特徴は、見た目の美容ではなく 機能改善 にあります。いびきは、のどの軟部組織が呼吸で振動することが大きな原因のひとつですが、NightLaseはそこに直接アプローチする点がユニークです。メーカーは「睡眠の質向上」「日中の眠気や集中力低下の改善」「パートナーの睡眠改善」なども利点として挙げています。一方で、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)が疑われる人は、まず睡眠医療の診断が優先 です。NightLaseは重症OSAの根本治療と同義ではありません。 NightLase

エビデンス面では、この3つの中でNightLaseが比較的しっかりしています。PMC掲載のランダム化シャム対照試験では、40人 をNightLase群と偽施術群に分け、3回治療後に評価したところ、NightLase群ではいびき関連スコアが有意に改善し、偽施術群では大きな変化がみられませんでした。ただし著者自身も、症例数が少ないこと、追跡期間が短いこと を限界として挙げています。つまり、「有望だが万能ではない」という理解が妥当です。 PMC

HairLase / HAIRestart

HAIRestart イメージ 画像出典: Fotona HAIRestart

HairLase/HAIRestartは、頭皮に穏やかな熱刺激を与え、休止している毛包の活性化や頭皮環境の改善を狙う毛髪治療 です。Fotona公式では、SMOOTHモードによる非蒸散性の照射で、頭皮に安全かつ制御された加温を行い、組織再生や新たな毛包成長の促進をめざすと説明されています。メリットとしては、薬を使わない、ダウンタイムが少ない、毛髪密度や太さの向上、脱毛進行の抑制 が挙げられています。 HAIRestart

臨床現場では「HairLase」という呼び方で提供されることもあり、クリニック側の説明では、男性型・女性型脱毛、加齢、ホルモン変化、産後脱毛、ストレス関連の薄毛 などが対象として紹介されています。1回あたり 10〜20分程度、目安は 2〜4週おきに最低4回 という案内が見られます。つまり、即効型というより 頭皮コンディションを整えながら数回かけて反応を見る施術 です。 Pristine Wellness Center

ただし、HairLase/HAIRestartはNightLaseほど一般向けに強い比較試験が広く知られているわけではありません。メーカーは高い満足度や改善率を示しますが、薄毛治療は原因が多様で、AGAなのか、休止期脱毛なのか、栄養・内分泌・自己免疫の問題なのか で戦略が変わります。そのため、これ単独で考えるより、血液検査、内服外用、PRP、生活習慣調整などとあわせて位置づけるのが現実的です。 HAIRestart Pristine Wellness Center

LipLase

LipLase イメージ 画像出典: Fotona LipLase

LipLaseは、注入剤を使わずに唇の自然なふくらみ、なめらかさ、輪郭の明瞭化を狙うレーザー施術 です。Fotona USの説明では、非蒸散性Er:YAGレーザーで熱刺激を加え、線維芽細胞を活性化し、コラーゲンの再構築と合成を促す ことで、ふっくら感や口唇の質感改善につなげます。特徴は「針なし」「ダウンタイムが少ない」「徐々に変化が出る」ことで、ヒアルロン酸注入のように一度で大きく形を変えるというより、自分の組織反応を利用して自然寄りに整える タイプです。 LipLase

一般的なプロトコルは 4週間おきに4回、1回15〜30分程度 です。施術直後から日常生活に戻りやすいとされていますが、注入治療と比べると変化は穏やかで、向いているのは「いかにも入れた唇」ではなく、血色感、ツヤ、縦ジワ、輪郭、軽いボリューム不足 をナチュラルに改善したい人です。反対に、劇的なサイズアップを求める人には物足りない可能性があります。 LipLase

3施術の違いをひとことで言うと

NightLaseは のどを引き締めていびきを減らす機能治療、HairLase/HAIRestartは 頭皮と毛包を刺激して発毛環境を整える再生系治療、LipLaseは 唇のコラーゲン再構築で自然な若返りを図る美容治療 です。共通して「切らない・比較的ダウンタイムが少ない」という魅力がありますが、NightLaseは睡眠医療、HairLaseは毛髪診断、LipLaseは審美目的というように、評価の物差しそのものが違う と理解すると整理しやすいです。 NightLase HAIRestart LipLase

受ける前の注意点

どの施術も「低侵襲」ではありますが、誰にでも同じように効くわけではありません。NightLaseでは睡眠時無呼吸の見落としが重要ですし、HairLaseでは薄毛の原因精査、LipLaseでは期待値調整が重要です。また、活動性の感染、炎症、妊娠・授乳、光過敏、既往症、内服薬などで適応が変わることがあります。実際に受けるなら、Fotona機器の有無だけでなく、その分野の診療経験がある医師・歯科医師・施術者が評価するか を確認するのが大切です。

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