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超高濃度ビタミンC点滴療法(がんに対する)

[2025.02.11]

超高濃度ビタミンC点滴療法とは?

2005年、アメリカの公的機関・国立衛生研究所(NIH)の科学者が「高濃度ビタミンC点滴療法は、ガン細胞に対してだけ選択的に毒性として働く」と発表。副作用がなく、抗ウイルス、ガン予防、抗ガン、全身の若返りなどの作用が認められ、2006年よりアメリカで急速に広まった注目の治療法です。 高濃度ビタミンC点滴療法は、サプリメントや内服薬では絶対に摂ることのできない大量のビタミンCを血液中に直接投与することで血中濃度を急激に上げ、ガンのみならず、美肌・美白・アンチエイジングなどの美容効果、疾患予防・改善、身体機能の改善に飛躍的な効果を得ることができます。副作用は非常に少ない安全な治療法です。進行した心不全・腎不全、人工透析中、先天性G6PD欠損症の方は高濃度ビタミンC点滴療法を行うことができません。

 
 
 

超高濃度ビタミンC点滴治療は次のような場合にお勧めします。

 

次の「がん」などでお悩みの方

米国では、次のがんへの治療効果が報告されています。 乳がん、前立腺がん、胃がん、大腸がん、直腸がん、肺がん、悪性リンパ腫、すい臓がん、子宮がん、卵巣がん、膀胱がん、腎臓がん、多発性骨髄腫など

  • 有効な治療法がない「がん」
  • 再発が心配な方、再発転移予防として
  • 代替療法を希望する場合
  • 現在抗がん剤や放射線治療をしている
  • 良好な体調を維持しながら寛解期を延長させたい
  • 抗がん剤や放射線治療の副作用を和らげたい
 
 
 
 
 

超高濃度ビタミンC点滴の効果

 

QOLの向上

超高濃度ビタミンCは「がん細胞」を殺します。その際、抗がん剤と異なり、嘔気や嘔吐、脱毛といった副作用がありません。抗がん剤や放射線治療との併用で効果が高まるだけでなく、低濃度で抗がん剤の副作用を軽減、高濃度で腫瘍の成長を抑制します。
結果として、QOL(生活の質)が改善します。

QOL(生活の質)改善
 
 
 

免疫力が上がる

超高濃度ビタミンCを受けている人は、風邪やインフルエンザにほとんどかかりません。超高濃度ビタミンCは体力を回復させるとともに、免疫力を向上させます。

 
 

消炎・鎮痛効果がある

超高濃度ビタミンCは活性酸素を除去し、炎症を抑えます。また、患部の腫れや痛みを改善し、体の回復を早める効果があります。また、がんに栄養を与える新生血管の成長を抑えることもわかっています。

 
 
 

超高濃度ビタミンCが「がん」に効くメカニズム

 

超高濃度ビタミンCは「がん」に効く!

糖を栄養とするがん細胞は、構造が類似したビタミンCを積極的に取り込みます。その際、毒性のある過酸化水素が大量に発生します。がん細胞は過酸化水素を除去する酵素が乏しいため、結果として死滅します(正常細胞は過酸化水素を分解する酵素をもっているので影響がありません。)

 

血中濃度が高いほど「がん」が死滅しやすい

血中濃度とがん細胞生存率の関係
高濃度ビタミンCの各細胞への影響
 
 
 

当院の超高濃度ビタミンC点滴Q&A

【Q】治療前にどんな検査が必要ですか。

治療の目的によって異なりますが、高度の心不全や腎不全のない方は、25g未満の点滴であれば、特別な検査は必要ありません。しかし、治療に必要な点滴の量が25g以上になる場合がほとんどです。その場合、初回のみにG6PD異常症スクリーニングのための血液検査を行っていただいております。その他の検査に関しては、他の医療機関での検査結果や健康診断等の結果があればお持ち下さい。

 

【Q】G6PD異常症スクリーニング検査とはなんですか。

G6PDという酵素を生まれつき持っていない人に限って起こる高濃度ビタミンC点滴の副作用として溶血があります。G6PDの酵素欠損は、日本人には非常にまれですが、ビタミンCを25g以上投与する場合に事前の血液検査が必要です。

 

【Q】この治療を受けることができない場合はありますか。

心不全のコントロールが悪い方、高度の腎不全・透析施行中の方は、この治療を受けることができません。また、胸水や腹水が貯まっている方、リンパ浮腫のある方、頭蓋内腫瘍がある方は、症状が悪化する事があり、点滴を増量できない場合があります。

 

【Q】現在、抗がん剤の治療を受けていますが、超高濃度ビタミンC点滴療法との併用は可能ですか。

超高濃度ビタミンC点滴療法は、抗がん剤と異なり副作用がありません。他のがん治療との併用が可能で、相乗効果が期待できます。また、抗がん剤の副作用を軽減させるだけでなく、併用することで「がん」を縮小しやすくすると言われています。

 

【Q】超高濃度ビタミンC点滴療法を受ける利点を教えて下さい。

手術、抗がん剤、放射線などの治療と併用すると、相乗的に治療効果が上がります。また、弱った身体を修復して治癒力や免疫力を高め、手足のしびれ、下痢や吐気などの副作用を軽減する作用があります。

 

【Q】過去の症例でどのくらいの実績があるのでしょうか。

米国カンザス州にあるリオルダンクリニックでは、延命などの効果があるのは60~70%だと報告しています。

 

【Q】治療の間隔や期間について教えてください。

ビタミンCは少量の投与量から開始し、段階的に治療レベルまで増量します。抗がん作用を発揮する超高濃度ビタミンCの投与量、およそ50~100gとされています。その効力を発揮するためには、通常週1~2回の点滴が必要です。治療の期間は症例によって変わります。

 

【Q】1回の点滴の時間はどのくらいですか。

超高濃度ビタミンCの量次第で点滴時間は変わります。たいてい1~2時間です。

 

【Q】効果が出るのはいつごろですか。

個人差はありますが、抗がん剤や放射線治療の副作用で体調が悪い方は、2・3回点滴を受けるだけでもQOLがよくなります。継続治療が効果的ですので、担当医とご相談ください。

 

【Q】ビタミンCを経口摂取することで同じ効果が得られることができるでしょうか。

がん細胞を殺傷するには、ビタミンCの血中濃度を一般の通常値の250~600倍にする必要があります。サプリメントなどで経口摂取では、その濃度に達しません。しかし、毎日ビタミンCを摂取することは大事なことです。

 

【Q】超高濃度ビタミンC点滴は、どのクリニックで受けても同じ効果が得られますか。

クリニックによって効果が異なることがあります。安全かつ効果的に点滴を受けるためには下記の2点を確認してください。
1)医師が超高濃度ビタミンC点滴に関する正しい知識をもっていること。
2)点滴用ビタミンC製剤が冷蔵で輸送・保存されていること。

 

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