頸動脈プラークとは?―「首の血管にできるサイン」を見逃さないために
[2026.04.08]


① 頸動脈プラークって何?
首には「頸動脈(けいどうみゃく)」という太い血管があります。
この血管の内側に、コレステロールや脂肪、カルシウムなどがたまってできる“かたまり”が頸動脈プラークです。
簡単に言うと、
👉 血管の中にできた“コブ”や“汚れ”のようなものです。
② なぜできるの?
主な原因は「動脈硬化」です。
以下のような生活習慣・体質が関係します:
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症(コレステロールが高い)
- 喫煙
- 運動不足
- 加齢
👉 特に「複数ある人」は要注意です。
③ 症状はあるの?
実は多くの場合、症状はありません。
しかし、進行すると…
- 一時的に片目が見えなくなる
- 手足のしびれ・力が入らない
- ろれつが回らない
こうした症状は、
👉 **脳梗塞の前触れ(TIA)**の可能性があります。
④ なぜ危険なの?
プラークが問題なのは2つです。
① 血管が狭くなる(狭窄)
血液の流れが悪くなります。
② プラークが破れて飛ぶ
👉 これが一番危険
→ 脳の血管に詰まる
→ 脳梗塞につながります
⑤ 検査でわかるの?
はい、比較的簡単に見つかります。
主な検査
- 頸動脈エコー(超音波検査)
痛みもなく、10〜15分程度で終了します。
👉 健康診断でもチェックできることがあります。
⑥ 治療や対策は?
状態によって異なりますが、基本は以下です。
① 生活習慣の改善
- 塩分・脂質を控える
- 運動(週150分目安)
- 禁煙
② 薬物治療
- コレステロールを下げる薬(スタチンなど)
- 血液をサラサラにする薬
③ 重度の場合
- 手術(内膜剥離術)
- ステント治療
⑦ 放置するとどうなる?
👉 最大のリスクは「脳梗塞」です。
特に頸動脈プラークは
**“未来の脳梗塞を予測するサイン”**とも言われています。
⑧ こんな人は一度チェック
- 40歳以上
- 健診でコレステロール異常を指摘された
- 高血圧・糖尿病がある
- 喫煙している
- 家族に脳梗塞・心筋梗塞がいる
👉 1つでも当てはまれば検査をおすすめします。
まとめ
頸動脈プラークは、
**自覚症状がないまま進行する“静かなリスク”**です。
しかし逆に言えば、
👉 早期発見すれば予防できる病気でもあります。
医師からひとこと
首の血管は「全身の動脈硬化の鏡」です。
頸動脈プラークがあるということは、
👉 心臓や脳の血管にも同じ変化が起きている可能性があります。
一度のチェックが、将来の脳梗塞を防ぐきっかけになります。
