メニュー

食道がん

[2026.02.02]

近年、著名人の訃報をきっかけに、特定の病名が注目されることがある。

報道によれば、モーリー・ロバートソンさんが食道がんのため亡くなったと伝えられた。食道がんは珍しい病気ではない一方で、症状や進行の特徴については、一般にはあまり知られていない。食道は喉と胃をつなぐ管状の臓器で、がんができても初期には自覚症状がほとんど出ないことが多い。早期段階では日常生活に支障がなく、違和感を自覚したときには、進行しているケースも少なくない。進行すると、食べ物がつかえる感じ、体重減少、胸の違和感、声のかすれなどが現れることがある。日本の食道がんの多くは扁平上皮癌で、飲酒や喫煙との関連が強いことが知られている。食道は壁が薄く、がんが表面から少し深い部分に及ぶだけで、他の消化管がんに比べて広がりやすい構造をしている。一方で、食道がんは内視鏡検査によって早期に発見できれば、外科手術を行わずに内視鏡治療で根治を目指せる場合もある。そのため、症状が出る前の段階で見つけられるかどうかが、治療方針や予後を大きく左右する。

だからこそ、症状が出てからではなく、「何もないうち」に内視鏡検査を受けるという意識が、食道がんの早期発見につながる。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME