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高濃度ビタミンC点滴療法のがん患者QOL(生活の質)に関する前向調査研究

[2025.02.08]
高濃度ビタミンC点滴療法のがん患者QOLに及ぼす効果/Takahashi H et al. Psersonalized Medicine Universe 2012;1:49-53

 高濃度ビタミンC点滴療法のがん患者QOL(生活の質)に関する前向調査研究

調査の概要
実施組織 点滴療法研究会 145施設
対象 初回高濃度ビタミンC点滴療法のがん患者60名
平均年齢 61±1歳 男34 女26
肺がん14 乳がん8 胃がん8 大腸がん6
肝臓がん3 子宮・卵巣がん7 膵臓がん2
前立腺がん3 悪性リンパ腫2
QOL評価方法 高濃度ビタミンC点滴療法の前、2週、4週後にEORTC QLQ-30 でQOLを評価
高濃度ビタミンC点滴の方法 週2回の点滴

 高濃度ビタミンC点滴療法のがん患者QOL(生活の質)に関する前向調査研究

Values are mean ±SD. *p<0.05 and **p<0.01 from before IVC.(Wilcoxon signed ranks test)
自覚症状尺度 2週後 4週後
疲労 42.4 ± 28.7 31.8 ± 25.3** 28.4 ± 25.7**
嘔気・嘔吐 8.9 ± 22.1 9.3 ± 20.6 7.6 ± 17.6
痛み 17.8 ± 25.7 13.8 ± 23.6 10.0 ± 13.9*
息苦しさ 27.2 ± 29.8 23.2 ± 27.2 16.4 ± 23.7
不眠 31.1 ± 32.1 23.2 ± 27.2* 16.4 ± 23.7**
食欲不振 26.1 ± 36.4 30.5 ± 32.9 20.5 ± 28.0
便秘 21.1 ± 31.3 13.6 ± 22.4* 11.7 ± 22.3*
下痢 10.7 ± 24.3 9.2 ± 19.5 10.1 ± 20.0
経済的影響 34.5 ± 32.1 26.4 ± 29.8 26.2 ± 28.2*

高濃度ビタミンC点滴療法のがん患者QOL(生活の質)に関する前向調査研究

「非常に良くなった」「かなり良くなった」「少し良くなった」を合計すると2週では47%向上し、4週では60%向上したとの結果を得られた。
主治医の印象 2週 4週
非常に良くなった 1 (2%) 1 (2%)
かなり良くなった 5 (8%) 6 (10%)
少し良くなった 22 (37%) 29 (48%)
変化なし 30 (50%) 21 (35%)
少し悪くなった 2 (3%) 3 (5%)
かなり悪くなった 0 (0%) 0 (0%)
非常に悪くなった 0 (0%) 0 (0%)

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