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AGA

[2024.11.24]

AGAは正式には「Androgenetic Alopecia」と呼ばれ、これを日本語で言うと「男性型脱毛症」になります。このAGAは、日本人男性の4人に1人の割合で発症するとされ、思春期を過ぎた頃から、前頭部や頭頂部の部分が薄くなっていき、進行していくと頭髪はやがて失われるというもので、原因は遺伝的要因や男性ホルモンの影響などが挙げられます。

発症のメカニズムですが、AGAは主に男性ホルモン(アンドロゲン)がきっかけとなって引き起こされるようになります。なおアンドロゲンの中にはテストステロン(TH)が含まれているのですが、これがジヒドロテストステロン(DHT)に変化してしまうと毛髪の成長は抑制(とくに前頭部と頭頂部)され、ヘアサイクル(毛周期)の成長期を短縮させるようになります。そして毛根(毛包)は小さくなっていき、細く短い髪の毛(軟毛化)に生え変わっていき、最終的にはこれらの部位の毛髪は失われるようになるのです。つまりAGAを治療する場合は、このDHTの産生を抑制することにあります。

治療について

AGAは非常に時間をかけて薄毛や抜け毛が進行するわけですが、放置が続くと毛髪は失われます。ただ毛包があるうちにAGA治療を行うことで、これらの部位で再び太くて長い髪の毛がみられることもあります。

副作用について

副作用につきましては、AGAの内服治療薬(プロペシア、サガーロ)では、男性機能の低下(性欲減退、勃起不全 など)、抑うつ状態、乳房の女性化がみられる可能性があります。また肝臓に負荷をかけるので、肝機能の処方前の数値と治療中の数値を比較しながら、投与が適切かどうかもみていきます。なお肝機能障害のある方は服用できないこともあります。

ミノキシジル成分には、血流を促進させる作用があり、これが発毛を促すようになるわけですが、同時に動悸や息切れ、不整脈、狭心症などの副作用を起こすことがあります。そのため治療中は、心電図で定期的に検査するなど使用による異常がないことを確認していきます。また塗布することによる頭皮のかぶれなども現れることもあります。

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