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心臓の老化

[2024.05.30]

老化に伴い心臓にさまざまな変化が生じます。

心臓MRIによる検査を3,015名に10年間の観察期間で行った研究においては、加齢により心臓重量/容量比は増加しますが、主に容量の減少によるものであり、重量は男性では軽度増加、女性はほぼ不変でした。

この研究によって高齢者の心重量の増加の原因が心筋細胞肥大によるものという過去の常識が間違いであったことがわかりました。

超高齢社会では今後高齢者の心不全が著増すると推測されています。そして、高齢者の心不全の半数以上はHFpEF (heart failure with preserved ejection fraction) であり、心臓老化が重要な役割を担っています。

心臓は、心筋細胞と非心筋細胞に分類される血管内皮細胞や血管平滑筋細胞、また線維芽細胞や免疫細胞から構成されています。

心臓の老化は心筋細胞の細胞老化による影響が大きいですが、非心筋細胞の細胞老化もSASP (senescence-associated secretary phenotype)を介して心筋細胞に大きな影響を与えています。

さらに神経体液性因子を介して、他臓器の老化も心臓老化に影響を及ぼします。

心臓は絶え間ないポンプ活動が主な機能であるため、興奮収縮連関にかかわるミトコンドリア機能やタンパク質恒常性維持機能の老化が心臓老化において大きな役割をもちます。

 

国際ハートスリープクリニック-つくばは、つくばを中心に心臓、血管、睡眠時無呼吸症候群でお困りの患者様に寄り添ってまいります。

 

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