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点滴療法とは

[2025.01.26]

当院で扱っている点滴療法。ハリウッドセレブのアンチエイジングの中で「ビタミン・ミネラル点滴」「マイヤーズ・カクテル点滴」が人気で、ラスベガスのMGMグランドホテルでは、ロビー内に点滴バーが設けられている。

活性酸素は、酸素を取り込んでエネルギーをつくる、代謝や合成、分解が起こる中で、「酸素が科学的に不安定な状態に変化したもの」でつねに生まれては消えていき、体内に存在するビタミンやさまざまな酵素などによって、あるいは科学反応によって中和され消される。ただし、活性酸素が過剰に発生すると中和しきれなくなり、酸化によって細胞を傷つけたり、代謝を悪くしたりと体にダメージを与える。

活性酸素の要因は、不健康な食事、科学的な物質、重金属、タバコ、アルコール、強いストレス、睡眠不足、激しい運動、ウイルス感染、アレルギー反応、あらゆる病気の原因を突き詰めて行くと、最終的には過剰な活性酸素が障害を起こしている。

活性酸素を抑える坑酸化力は、活性酸素の発生を抑えるためだけではなく、体の坑酸化能力を高めることがアンチエイジングにつながる。

坑酸化に働く、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、カタラーゼ、グルタチオンなどは、体内で作られるが、産生のピークは20代である。

坑酸化に働く栄養素は、主に
ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB郡、ビタミンAなど、ポリフェノール、リコピンなどにも坑酸化作用がある。

つまり若さとは、その人の持っている坑酸化能力を最大限まで上げ、代謝サイクルがうまく回るように保つ事で、そのために、ビタミン、ミネラルの補給が重要で、これらの栄養が細胞まで十分にいきわたる事で、最大の坑酸化能力が発揮でき、老化を遅らせ病気を防げる。

エネルギー代謝と酸素の利用率は、食べたものの栄養素や呼吸が取り込んだ酸素から、エネルギーを作り活動していて、体内に取り込まれた酸素は赤血球によって細胞へと運ばれ、細胞の中のミトコンドリアが酸素を利用し脂肪や糖を分解してエネルギーを作る。はじめにエネルギー元となるATP(アデノシン三リン酸)という分子として蓄えられ、必要な時にエネルギーに変えて消費をする。ATPは「エネルギー通貨」と呼ばれ、エネルギーの代謝がよい若い体は、酸素を効率的に使いより多くのATPを作り出すことが出来るので、活動エネルギーが高く疲れにくい。アスリートでいくら筋肉が太かったとしても、十分なATPが出来なければ筋肉は使えなく、鍛えられた体で、なおかつ酸素利用率が高いことが理想になる。

免疫力の差は、総合的な健康状態を表し、免疫には多種類の細胞があり、免疫反応がうまくいかずにバランスをくずすとアレルギーなどの症状が出て、リューマチ、アトピー、アレルギー性鼻炎、花粉症、結膜炎、喘息などは、免疫反応がうまくいかないことで発症している。

点滴療法の最も特徴的なのは、動脈から有効成分を直接体内に入れるため、血中濃度が上がり、成分が効率的に働く、食べ物やサプリメントよりも大量に摂りやすく全身に素早くいきわたるポイントがある。

ビタミンC点滴を摂取すると、経口の場合と比べて血中濃度が数十倍も高くなることで、栄養素としてだけではなくプラスαの薬理作用が得られる。

マグネシュウムは、血圧の維持や筋肉の収縮のほか、喘息や疲労に改善効果を発揮する、また、ビタミンB1を入れた「ニンニク注射」には、乳酸をエネルギーに変えるサイクルを促進する薬理作用が働き、結果、蓄積した乳酸を燃やし結構がよくなり新陳代謝が高まる。

たとえば、慢性疲労や倦怠感、偏頭痛のある方におすすめしているマイヤーズ・カクテル点滴の中味は、ビタミンB郡、ビタミンC、カルシウム、マグネシュウムであり、また、グルタチオン点滴は40年以上前から認可されているタチオンという製剤は、妊婦にも使える副作用や、アレルギー反応を起こすことはほとんどない、安心して受けられる点滴療法である。

心臓病の専門医は、否定していた、キレーション療法(有害金属の中毒、動脈硬化、狭心症等の治療)は、手術を受けずに、狭心症を治す、また、ステージⅡの胃ガン宣告から、摘出手術と抗がん剤治療から、6年後の肝臓への多発性移転から翌年には全身の骨にも転移し、48㎏の体重が22㎏まで痩せ細り、歩行困難に、ホスピスを勧められたが、著者のクリニックで超高濃度ビタミンC点滴を週2回定期的に、3ヶ月後にはほぼ回復する。

73歳の女性のパーキンソン病では、グルタチオン点滴治療から、完治ではないが、体調を維持し以前のように、活動的な毎日を過ごす、

体のあちこちに痛みが出て、整形外科や内科診療では、病気がわからず、最終的には精神内科で、「線維筋痛症」と診断された53歳の女性は、マイヤーズ・カクテル点滴で、薬を飲まなくなるまでに、また、32歳の男性の喘息患者さんは、喘息時に使う、気管支拡張剤や副腎皮ホルモンでも、効果がなく、救急外来でマイヤーズ・カクテルの点滴で、症状がよくなっている。糖尿病の患者さんで、閉塞性動脈硬化症にも、マイヤーズ・カクテルの治療で皮膚の再生することができている。

33歳の男性は、突発性難聴の患者さんを高濃度ビタミンC点滴療法で回復している。頭痛、偏頭痛でも、マイヤーズ・カクテルを基本とする点滴療法で改善し、帯状疱疹(たいじょうほうしん・ヘルペス)でも、高濃度ビタミンC点滴で症状緩和に有効である。

点滴療法にはざっと以下のようなものがある。


①高濃度ビタミンC点滴は、ガンをはじめとする色々な疾患に効果があり、健康維持にも役立てる事が出来る。
ビタミンCは、最低でも1日3g~6g摂取を薦めていいて、肌のハリ、弾力を保つコラーゲンや各種のホルモンをつくるのに必要で、日焼け、運動、ストレスなど、消費する要素が多ければ多いほど摂取量を増やす必要があり、実際に、アトピーの子供は、ビタミンCがどんどん使われるため、血中濃度が極端に低くなり、炎症や痛み
腫れを起こしている場合も活性酸素が強く関わっているために、大量の活性酸素をすぐに抑える事が出来るビタミンC点滴はとても有効であり、また、疲労回復にも有効である。また、がんと診断されたら、「天然の抗がん剤」としてすぐに始めたい超高濃度ビタミンC点滴を薦めている。

②マイヤーズ・カクテル点滴は、アメリカのボルチモア州で医師をしながら、ジョンズ・ホプキンス大学で教えていていた、ジョン・マイヤー医師が、人体における微量ミネラルの代謝を研究し、患者さんにビタミン・ミネラルを配合した点滴をして、慢性疲労、喘息、うつ病をはじめとするさまざまな症状に効き、1984年にマイヤーズ医師が亡くなった後、「マイヤーズ・カクテル」と名づけこの治療法が確立された。

マグネシュウムは気管支や心臓の血管を拡張し、喘息や狭心症の発作に有効で、慢性疲労の人はマグネシュウム欠乏所見が見られ、また、慢性疲労には、ニンニク注射にも使われているビタミンB1も有効で、偏頭痛、線維痛症にも、マイヤーズ・カクテルは有効なことはわかっている。

③血液オゾン療法の歴史は古く、1961年にはすでに血液を取り出してオゾンと混ぜて戻すという現在の血液オゾン療法がスタートしていて、ヨーロッパやアメリカではガン患者さんの補助療法としても盛んに行われていて、また、健康維持、アンチエイジングを目的とするなら、月に1、2回定期的な治療で十分に効果を維持することが出来る。(当院では取扱なし)

④グルタチオンとは3つのアミノ酸が結合してできていて、強力な解毒作用や抗酸化作用があり、美肌、美白効果を発揮して、また、古くらか肝臓障害の治療(薬物中毒、重金属中毒、妊娠中毒、つわり、慢性肝炎・子宮頸ガンワクチン副作用)などの治療に使われている。パーキンソン病の治療には、グルタチオン点滴療法でも劇的に変化がでる方もいる。

⑤キレーション療法はEDTA(エチレンジアミン四酢酸)という合成アミノ酸を点滴で、EDTAには、Ca-EDTA(有害重金属のデトックス)、Na-EDTA(狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化の治療)との二種類があり、50年前以上前から治療に用いられたが、1969年にEDTAの製造パテントが切れ心臓病の新薬が使われはじめてから、自然療法の医師だけが行うようになった、日本でもバイパス手術や血管拡張手術に代わる選択肢として、復旧するように著者の点滴療法研究会は目指している。

⑥プラセンタ療法とは、胎盤(プラセンタ)から抽出したエキス(母体と胎児とを結んでいる赤ちゃんを育てる胎盤には、アミノ酸やタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素や酵素が含まれている)は、1959年から医薬品として認可され、B型肝炎、アルコール肝炎、更年期障害、乳汁分泌線不全など、健康保険の適用範囲だか、アンチエイジング目的は、自由診療になる。

⑦アルファリポ酸点滴療法のアルファリポ酸はもともと肝臓の細胞にある成分で、エネルギー生成に補酵素と関わることからダイエット目的のサプリメントに使われている。そして、アルファリポ酸点滴とナルトレキソン療法と組み合わせたガン治療にも、また、糖尿病患者に起こる痛みやしびれ、勃起不全など精神障害にも有効である。(当院では取扱なし)

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