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LOX-index(ロックスインデックス)とは

[2025.02.25]

採血検査で、脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを予測する検査です。
この検査では血液中に隠れている動脈硬化を引き起こす原因物質「変性LDL」と「LOX-1」の量を調べています。
LOX-index値が高い方は脳梗塞、心筋梗塞の発症率が高くなることがわかっています。

LOX-index(ロックスインデックス)が高いと?

LOX-indexの値が高いと動脈硬化が進行し、脳梗塞・心筋梗塞が将来的に発症するリスクが高まります。
値が高くなる原因として、生活習慣(喫煙、過食、過度の飲酒等)、ストレス、運動不足等があります。
LOX-indexを受けてご自身のリスクを把握し、リスクに合わせた予防対策を始めましょう。

ロックスインデックスの原理

LOX-index検査は、動脈硬化が原因の疾患(脳梗塞・心筋梗塞)の発症リスクを測定する血液検査です。LOX-indexとは、血液中のLOX-1と変性LDL(さびついた悪玉コレステロール)の測定値を掛け算した値です。
血管内皮障害を引きおこす原因物質(LOX-1と変性LDL)の値から動脈硬化の初期状態を検知し、将来の心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを判定します。

ガンより怖い?動脈硬化!

日本人の死因の1位はガンですが、動脈硬化が原因とされる脳血管疾患、心疾患の合計数は同水準にあります。

厚生労働省 平成22年人口動態統計

 

疾患名

死亡数

1位

悪性新生物(ガン)

約280人
(人口10万人当たり)

2位

心疾患

約150人
(人口10万人当たり)

3位

脳血管疾患

約100人
(人口10万人当たり)

患者数は圧倒的に多い

脳血管疾患、心疾患は、医療の進歩で命を取り留める確率は高くなっていますが、患者数自体は増加の一途を辿っています。

総患者数/厚生労働省 平成22年患者調査

疾患名

患者数

悪性新生物(ガン)

約152万人

心疾患

約81万人

脳血管疾患

約134万人

 

治療にはお金がかかる

手術を行った場合、一般的に約30日の入院が必要になります。

手術、約30日の入院で試算/全日本病院協会のホームページを参考

疾患名

総額

自己負担額

脳梗塞

約140万円

約42万円

心筋梗塞

約120万円

約36万円

 

いくつ当てはまりますか?Lox-indexが力になりたいのはこのような方たちです。

  • 40歳以上
  • 喫煙者
  • メタボ
  • 過食がち
  • 脂っこいものが好き
  • 甘いものが好き
  • 塩分強めで濃い味好き
  • 飲酒量多し
  • 運動不足
  • 多忙、休養が取れない
  • ストレス過多
  • 家族歴あり

下記に該当する場合は、原則受診をお控え頂くことを推奨しております。

  • 妊娠中・産後3カ月以内は数値変動影響あり
  • 風邪、抜歯直後~2種間程、関節リウマチの方は、検査数値が高く出る可能性あり
  • 脂質異常症治療薬、抗血小板薬、降圧薬を服用されている方は、検査数値が低く出る可能性あり
  • 家族歴あり

検査方法

  • 採血(約2ml)による検査です。

検査のリスク

採血の合併症について

  • 皮下血腫:
    穿刺時や止血が不十分な場合に起こります。十分な圧迫止血(3~5分)をお願いします。
  • アレルギー反応:
    アルコール消毒やラテックス(ゴム手袋)により、かゆみや発疹などのアレルギー症状が出現する場合があります。過去にアレルギー症状が出現した経験がある方はお申し出ください。
  • 神経損傷:
     穿刺時に手指のしびれやいつもとは違う強い痛みがあり、しばらく持続します。通常の採血行為では太い神経を損傷させる可能性は低く一時的な場合がほとんどです。しかし、このような症状が現れましたら、 直ちに採血を中止致しますので、お申し出ください。
  • 血管迷走神経反射:
     緊張や不安、痛みで起こるとされ、急激に血圧が下がり、めまい(たちくらみ)、意識消失などを起こします。この場合は、ベッドに寝ていただくなどの対応をいたします。

検査費用

  • Lox-index(脳梗塞、心筋梗塞) 14,300円

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