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[2024.05.18]

私も30年間心臓外科医をしていましたので、こういった記事は昔から多かったのですが、心が痛みます。何よりお亡くなりになった患者様のご冥福をお祈りいたします。その中でいろいろと問題点はあると思いますが、やはり患者様、ご家族に誠意ある対応をしなかったことがひとつ大きな理由でしょうか。執刀医を知っているだけになんとも言い難いですが、早く問題が解決されますことをお祈りしております。

 

 『当時72歳の男性が2020年12月の心臓手術後に死亡したのは医療事故が原因だとして、遺族は国立国際医療研究センター(NCGM)病院の執刀医を業務上過失致死罪にあたるとして刑事告訴、受理された。遺族によると、告訴したのは2024年3月末、受理は5月3日。

 男性の遺族は、m3.comの取材に対し、「罪を問いたいわけではない。事故後に原因究明をして、再発防止に努める。それを遺族に説明して謝罪するなど、当然やるべきことをやっていれば刑事告訴はしなかった」と語り、病院側の事故後の対応を告訴の理由に挙げる。

 国立国際医療研究センター病院は、m3.comの取材に対し、書面で回答した。刑事告訴の受け止めについては、「現在民事係争中の事案となりますため、コメントは差し控えさせていただきます」とし、「捜査には全面的に協力してまいります」と答えた。

「当然やるべき対応がなされていれば、刑事告訴はしなかった」

 72歳の男性が僧帽弁閉鎖不全症の手術目的で、国立国際医療研究センター病院に入院したのは2020年12月、同月10日に手術を受けた。患者は術後、低心拍出量症候群などの状態になり、術後3日目の12月13日に都内の大学病院に搬送されたものの、術後67日目の2021年2月15日、死亡した。

 遺族は手術時に心筋保護液注入チューブ内の空気を除去することなく、その空気を大動脈基部から冠動脈に押し込み、空気塞栓による心筋梗塞を発症、死亡との因果関係があるとして、病院の運営法人と執刀医に約8600万円の損害賠償を求めて提訴、2024年2月8日の第1回弁論で、病院側は過失を否定している(『心臓手術後の死亡事故、NCGMは請求棄却を求める』を参照)。

 遺族は、刑事告訴は早くから考えていたが、3月末に告訴に踏み切ったのは、「業務上過失致死罪の要件を全て満たしている。刑事訴追により原因が究明でき、再発防止にも役立つ」(遺族)ことなどに加え、いまだ十分な事故対応がなされていないことが大きいという。「当然やるべき対応がなされていれば、刑事告訴はしなかった」(遺族)。

 本件は、2022年10月14日に、医療事故調査・支援センターに医療事故として報告された。国立国際医療研究センター病院による院内調査が2023年11月14日に遺族に説明されたが、その場で病院側に質問しても「報告書に記載してあること以上のことは説明できない。報告に書いてある通り」との対応だったほか、民事裁判に訴えても準備書面の内容をはじめ病院の対応には問題があると遺族は見ている。

 なお、医療事故調査制度では、病院側が医療事故調査・支援センターに報告した場合、遺族が同センターに「センター調査」を依頼できる。本件でも遺族がセンター調査を依頼済みで、遺族によると既に2回会議が開かれているという。』

 

国際ハートスリープクリニック-つくばは、つくばを中心に心臓、血管、睡眠時無呼吸症候群でお困りの患者様に寄り添ってまいります。

 

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