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コロナ後遺症と心不全

[2024.04.09]

コロナに感染すると心不全のリスクが高まります。なぜでしょう。京都大学の研究では「問題は新型コロナウイルス感染症が、見かけ上は治ったように見えても、ウイルスが心臓に残り続けている可能性があることです。心臓に残ったウイルスが、思わぬ悪影響を与えることがあるのです」と言います。  以前から、一度コロナに感染し、回復したとしても、心臓にウイルスが残り続けている可能性は指摘されてきましたが、今回、京大が発表した研究は、その点を証明した形になります。 彼らはヒトiPS細胞を使って心臓を模倣したものをつくり、この疑似心臓をコロナに感染させました。すると、一度コロナに感染した心臓は、たとえ回復して見かけ上は元気になっても、心臓にウイルスが残り続けることがあるとわかったのです。  心臓にウイルスが残っていると、なんらかの要因で心臓が低酸素状態になったときに、一気に心不全になってしまう可能性があります。つまり、、、睡眠時無呼吸による低酸素が心不全のトリガーになりうるという訳です。 つまりCPAP治療をしている無呼吸の患者さんは問題ないとして、CPAP治療をしていない患者さんは。。。 心臓にウイルスが残っているものの、普段の生活にはなんら支障はない。ところが、そのウイルスがいつ心臓内で爆発的に再活性化して悪さをするかわからない。一度でもコロナに感染していると、そうした「心不全予備軍」になっているかもしれません。  さらに恐ろしいのは、こうした心不全予備軍が次々と心不全に陥り、日本社会全体で心不全患者が爆発的に発生する「心不全パンデミック」が起きかねません。  心不全の患者数は、がんの罹患数約100万人を超える約120万人と推定されているうえに、心不全の発症数は増加し続けています。ここからさらにコロナ後遺症による心不全患者が増える可能性があるのです。心不全パンデミックが起きる未来は、もう目の前に迫っているといえるかもしれません。

 

当院はつくばを中心に心臓、血管、睡眠時無呼吸症候群でお困りの患者様に寄り添ってまいります。

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